跡が嫌い!スタンプ注射の予防接種BCG!結核の予防のためにはまだ必要なの?

跡が嫌い!スタンプ注射の予防接種BCG!結核の予防のためにはまだ必要なの?

左腕に残る幼少期の予防接種の跡。そんなに目立たないと言っても気になります。結核予防の為のBCG。海外ではスタンプではなく普通の注射のところも。

スポンサーリンク

BCGの予防接種

BCGの予防接種

結核予防のために全員が受けているBCGの予防接種。針が9つもあるスタンプ注射。

結核とはどんな病気?

結核菌によって感染するVPDです。患者がせきやくしゃみをした時に飛沫(しぶき)とともに飛び散った結核菌を吸い込むと感染し、肺や脳を包む髄膜(ずいまく)などについて、炎症をおこします。たいていは結核に感染している家族や近くの人からうつりますが、時には感染経路が不明のこともあります。

結核に感染しても必ず発病するわけではありません。健康であれば、菌を吸い込んだあと、人の体は免疫によって結核菌を抑え込んでしまいます。その人の体力が低下したり、他の病気になって免疫機能が働かなくなるなどして抵抗力がおちると、抑え込まれていた結核菌が再び活動をはじめ、発病する可能性があります

結核菌が肺の内部で増えて、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状が発生します。

BCGワクチンの副反応や接種方法

BCGワクチンは弱毒性の生ワクチン。稀に起こる副反応や接種方法を確認しましょう。

BCGワクチンは2015年現在、唯一の結核に有効なワクチンです。このワクチンはウシ型結核菌を実験室で培養を繰り返して生み出された細菌を利用してつくりだされたものです。
培養により人に対する毒性を失わせた細菌を、人の体内に接種して感染させることで、結核に対する免疫を獲得させます。

副反応(副作用)としては、

予防接種をした側の脇の下のリンパ節が腫れることがあります。

米粒大の腫れはBCGワクチン予防接種の正常な反応ですが、直径が2~3センチを超えて腫れる場合は医師の診察を受けることをお勧めします。

また、一万人に一人程度、ただれたり、化膿してうみが出るようなことがある場合もあります。

そのような場合には、接種医療機関などに受診して医師の指示に従うようにしてください。

副反応はリンパ節の腫れや局所・全身の皮膚症状が稀に起こります。

重大な副反応として、骨炎、全身性BCG感染症、アナフィラキシーが稀に起こる事があります。

BCGの接種方法は管針法といってスタンプ方式のものを上腕2ヶ所に押し付けて接種します。接種部分は、日陰で10分ほど乾燥させてください。

BCGの接種時期

BCGの接種時期

定期予防接種については不定期に見直しがされますので、最新の情報を参照してください。

標準的なBCGワクチンの接種スケジュール
生後5ヵ月~8ヵ月の期間に1回の接種。

接種時期の変更

BCGの予防接種の接種時期については何度か見直しがされています。

  • 平成17年まで(2005年まで)
    4歳未満の児童を対象
  • 平成17年以降(2005年以降)
    生後6ヵ月までの接種に対象が引き下げ
    ツベルクリン反応検査も実施せずBCGワクチン接種を行います。

変更理由

  • 幼児の結核予防効果を高める
  • 平成25年4月(2013年)
    生後3ヶ月~12ヶ月まで(1歳未満まで定期接種で受けられる)
    標準的な接種期間は生後5~8ヵ月に1回

変更理由

  • 副作用の報告が増えた(生後3~4ヵ月)
  • 予防接種の種類が増えた

スポンサーリンク

BCG予防接種の経過と注意点

BCG予防接種の経過

BCGの予防接種は経過とともに赤みが薄くなってきます。
免疫が正常にできれば跡が残ります。
気がかりなことがあったらかかりつけ医に相談しましょう。

接種後の様子

接種後10日頃に接種したところに赤いポツポツができ、一部に小さいうみができることがあります。この反応は、接種後4週間頃に最も強くなリますが、その後は,かさぶたができて接種後3力月までにはなおり、小さなきずあとが残るだけになります。これは異常反応ではなく、BCG 接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。包帯をしたリ、バンソウコウをはったリしないで、そのまま普通に清潔を保ってください。自然になおります。ただし接種後3力月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師にご相談ください。

コッホ現象

1882年 結核菌は、ロバート・コッホ(1843‐1910,細菌学,独)によって報告されました。さらに、コッホは結核感染の病態を研究し、初感染と再感染では、病状の進行に違いがあることを指摘しています。結核・再感染時には、初回に比べて極めて早期に局所炎症が現れます。これを、コッホ現象と呼んでいます。

コッホ現象による炎症の程度は、一般的には軽症です。しかし、活動性結核感染を有する場合には、かなり強い反応が現れることもあります。

先天性免疫不全症の場合は接種不可

原発性/先天性免疫不全症というのは、身体に入ったウイルスなどを除外するための免疫システムが、何らかの原因によって働かなくなってしまっている病気のことです。この疾患に罹患する割合は、おおよそ10000人に1人程度と言われており、まれな病気です。

生ワクチンなので免疫不全や免疫が弱っている場合は感染のリスクがありますので接種は出来ません。

最近ではBCG跡を消す治療も

結核患者の少ない先進国ではBCGワクチン接種を取りやめている地域もあります。

2016年1月には、厚生労働省で小児結核患者が減少してきているので、中止を検討するための研究の承認しました。
近い将来BCGの予防接種が無くなるかも知れませんね。

最近では、BCGの跡を消す治療なども美容形成で実施されていますが、結核の免疫が出来ている証でもあるBCG跡。

いずれはBCG跡の無いこどもたちも出てくるのかな?

子供の病気カテゴリの最新記事